
デザイン・クラシックの誕生
建築家でありデザイナーのヴァーナー・パントンの生誕100周年を記念し、ルイスポールセンは娘のカリン・パントンにインタビューを行いました。父が遺したアイコニックなデザインや創作へのアプローチ、ポール・ヘニングセンとの深い友情、そしてルイスポールセンとの協働によって生まれた「パンテラ」誕生のストーリーについて語っていただきました。

建築家でありデザイナーのヴァーナー・パントンの生誕100周年を記念し、ルイスポールセンは娘のカリン・パントンにインタビューを行いました。父が遺したアイコニックなデザインや創作へのアプローチ、ポール・ヘニングセンとの深い友情、そしてルイスポールセンとの協働によって生まれた「パンテラ」誕生のストーリーについて語っていただきました。
私の父にとって、光は常に彼の創造的な世界の一部でした。彼は、形、色、光の相互作用が空間や物体の外観を決定づけることを知っていました。彼は、あえてタイムレスなものをデザインしようという意図を持って、自らの仕事に取り組んでいたわけではありませんでした。
彼は何よりも、創造力と好奇心に溢れ、フォルム、パターン、色に深く魅了されていました。それが彼のクリエイティブな言葉でした。彼はトレンドを追いかけることはありませんでした。彼には独自のスタイルがありました。
父は建築学生の時にポール・ヘニングセンとアーネ・ヤコブセンに出会いました。
アーネ・ヤコブセンとポール・ヘニングセンは、パントンがキャリアを始めたときにすでに定評のある名前でした。彼らは私の父のメンターになりました。その後、互いを尊重し合う関係へと発展しました。そして、特にポール・ヘニングセンは、間違いなく父の中に、特別な何かを見出していたのだと思います。
父はいつも、ポール・ヘニングセンのことをとても気に入って話していました。友人として楽しい時間を過ごす一方で、さまざまな面で父に刺激を与えていました。
ポール・ヘニングセンから、照明器具がまぶしくならないようにし、光源を直接見ることができないようにする方法を学びました。そしてそれは、彼自身のデザイン哲学にも非常によく合致していました。
ポール・へニングセンとの友情は、父の想像力を刺激したのかもしれません。彼らは常に長く活発な議論を行っていました。デザインの言語はもちろん大きく異なっており、
単純に比較できる関係ではありませんでした。彼らのデザインはさまざまなオーディエンスにもアピールしました。
ポール・ヘニングセンは、父があらゆる物事に対して非常に異なるアプローチを取っていたことを、もちろん理解していました。父は、別の方向や方法を選び、新しい素材や技術に挑戦していったのです。
現在では、パンテラが特定のスタイルに属しているのではなく、それ自体が独自のスタイルとして存在していることは容易に見て取れます。そこには、混じりけのない純粋さが宿っています。
1970年代には、デザインの新しさと新鮮さが人々の心を魅了しました。エレガントなラインの美しさ、純粋な幾何学形状、そして半透明のシェードの柔らかな光。これにより、パンテラは長年にわたって愛され続けるクラシックな製品となりました。ひと目でそれと分かる象徴的なフォルム
ルイスポールセンと一緒に、父の100周年を祝ってオリジナルを取り戻すことができてとても嬉しいです。
ヴァーナー・パントンは、コンセプトづくりとストーリーテリングに卓越した才能を持つデザイナーでした。1970年代のパンテラ フロアの広告にも見られるように、家族や友人をモデルに起用し、自ら広告制作を手掛けることも少なくありませんでした。親しい友人をモデルに起用したこのシンプルなビジュアルは、ダークヘアとオレンジが織りなす繊細なコントラストによって、パントンならではの直感的で遊び心に満ちた世界観を鮮やかに表現しています。
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